2012年に失脚した重慶市トップの薄熙来。5年後同市トップまたもや失脚した。(Photo by Feng Li/Getty Images)
大紀元コラム

2つの重慶事件から見る習・江攻防の先行き

多事の秋だった2012年。同年2月、当時重慶市副市長で公安局長だった王立軍が、亡命を求めて米国総領事館に駆け込むという事件が起きた。秋に第18回党大会を控えていただけに、事件は激震を起こした。のちに、江沢民派の薄熙来や周永康らがクーデターを計画していたことが明らかになった。当時の政治局委員を務めていた薄熙来は重慶市委書記と党内のすべての役職を解かれて失脚した。王立軍亡命未遂事件が引き起こした嵐は、今も収まっていない。

5年後の今年も中19大を控え、最高指導者層の次期人事をめぐる熾烈な駆け引きが続いている最中、7月15日、同市トップの孫政才重慶市委書記は解任された。重慶の政界はまたもや大揺れに揺れた。解任された理由は明らかになっていないが、政界内部で何かが着々と進められているのは確かだ。

一つ目は、事件の起きたタイミングだ。薄熙来が失脚した2012年も孫政才が失脚した今年も、中共指導者層が5年一度の人事刷新を図る共産党全国大会が、秋に開催される。政局にとって敏感な年でもある。

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