戦争被害

イラク・モスル ISの戦闘が子どもに深刻な心的外傷

国際NGOセーブ・ザ・チルドレンは、最新の調査に基づく報告書で、イラク第2の都市モスルにおける凄惨な戦闘と、何年にもおよぶ過激派組織「IS(イスラミックステート/イスラム国)」支配下での暮らしによって、子どもたちが危険な水準の心的外傷を受けていると明らかにした。

今年4月に実施した本調査は、モスル南部に位置する避難民キャンプで、モスルから避難してきたばかりの10歳~15歳の子ども65人(男子32人、女子33人)を対象に、フォーカス・グループ・ディスカッション(特定のテーマに関して参加者が意見を交わしながら議論を進める手法)を用いて行われた。

調査に参加した子どもの90%が、戦闘の犠牲や誘拐などで家族や親族を失っており、それが子どもたちにとって最大のストレス要因であることがわかった。子どもたちからは、目の前で家族や親族が殺害されたこと、街中で遺体や血の海を目撃したこと、爆弾で自宅が破壊されたこと、避難の途中で家族の一員がスナイパーに狙撃されたり、地雷や爆弾の犠牲になったりしたことなどが語られた。さらには、ISから処罰を受けるのではないかという絶え間ない恐怖や、ISの決めたルールに従わなかったため親族が殺されたり拘束されたりした経験などとともに、比較的安全な避難民キャンプにいても、ISから攻撃されるのではないかという恐怖を感じると訴える子どももいた。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ米大統領は7日、欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長と電話会談し、イランは核兵器を保有すべきでないとの立場において両者の見解が「完全に一致している」と表明した
中共の妨害により中止に追い込まれていた神韻のトロントのフォー・シーズンズ・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツでの公演が行われることになった。この事件は中共の妨害の理不尽さと人々の常識がそれに打ち勝ったことを浮き彫りにした
米中首脳会談を前にした敏感な時期に、イランの外相が突然北京を訪問した。これに対し、ルビオ米国務長官は、「北京がイラン外相を接待する際には、真実を伝えてほしい」と訴えた。
2022年に発生した132人死亡した中国旅客機墜落事故を巡り、米国家運輸安全委員会公開資料で両エンジンへの燃料供給が飛行中に遮断されていた可能性が浮上。燃料スイッチは誤操作しにくい構造で、専門家は「人為的操作の可能性」を指摘している。
豪華クルーズ船「ホンディウス号」でハンタウイルス感染が発生し、乗客3人が死亡。100人以上が海上に足止めされている。致死率35%ともされる中、船は現在もカーボベルデ沖で停泊中。