フィリピンの貧困層を助けたい
ストリートチルドレンに寄り添う日本人男性
日本にも子供の貧困問題は存在するが、ストリートチルドレンを見ることは少ない。一方、フィリピンには路上で生まれ、教育のチャンスも与えられず、一生ホームレスとして過ごす子供たちが大勢いる。フィリピン政府の統計によると、ストリートチルドレンの数はフィリピンが世界で最も多い。家族を養うために、物乞いだけでなく盗みや売春に手を染めるケースもある。そんな状況を知り、危険すぎるといわれるスラム街へ単身で乗り込み、ストリートチルドレンを助けている日本人がいる。
たかし・カステロさん(Takashi Castillo)、25歳。セブ島を訪れた時に、道端で夜を明かす子供たちの姿に衝撃を受けたという。大勢の人たちが路上で暮らし、物乞いをして命をつないでいる。海と自然に囲まれた美しい観光リゾートの裏の顔だった。たかしさんが見る限り、彼らに手を差し伸べる富裕層の人たちは、あまりにも少なかった。
彼はその後、何度もフィリピンを訪れ、ホームレスの家族たちに食事を差し入れた。彼はフェイスブックの中で、次のようにコメントしている。
関連記事
【大紀元日本1月27日】フィリピン、ボルネオ、タイ、ビルマなど東南アジアの海岸に住むモーケン人は、「海の漂流者」という異名を持つ。 津波被害で何十万人もの死者を出したスマトラ沖地震の時、多くの生存者
フィリピンの首都マニラに住むヘルナンド・グアンラオさんは、会計士の仕事を定年退職した後、何か人の役にたつことをしたいと考えた。そこで、貧困のため学校に通えない子供たちのために、自宅で無償で本を借りられる図書館を16年前にオープンした。カタールの衛星テレビ局アルジャジーラが伝えた。