謝天奇コラム
習近平のジンクス「訪米のたび、政権内部に何かが起こる」
4月6日と7日に、米国で習近平国家主席とトランプ大統領の首脳会談が行われた。習主席にとって今回の訪米は、副主席だった5年前から数えて5回目となったが、実は過去の4回の訪米時期の前後には、いずれも政権内部に大きな動きがあった。
12年2月6日、重慶市副市長で公安局局長でもあった王立軍が、成都の米国総領事館に亡命を求めて駆け込むという、いわゆる「王立軍亡命未遂事件」が起きた。習副主席(当時)が訪米したのはその直後の2月13日から16日にかけて。
米メディアのワシントン・フリービーコンは、米国へ亡命する見返りにと王立軍が米領事館に渡した機密書類の中に、薄熙来と周永康によるクーデター計画の証拠が含まれており、その年の11月に開催予定の十八大で中国共産党総書記に就任する予定だった習主席を失脚させることを画策していたと報じている。
関連記事
中国が進める「軍民融合」の実態を解説。商船をミサイル艦へ転換する「中大79」や、戦車を輸送する大型フェリー、さらに「海上民兵」という民間を装う準軍事組織の脅威など、偽装される海上戦略の深層に迫る
世界保健機関(WHO)のパンデミック対策の目玉として鳴り物入りで進められてきた「パンデミック協定」の最終合意が、またも合意不達のまま延期となった。この事は何を意味するのか
日本の象徴である富士山の山頂で、中国人観光客が突然、中国国旗を振りかざした。これに対してアメリカ海兵隊員と推測される人物が日本国旗を振り返した事がXで議論を読んでいる。この出来事から現代中国人の言動に大きな影響を与えている中国共産党文化の毒素が現れている
IMFが中国経済の危機を分析。共産主義の統制が壁となり、国民の消費が進まない歪んだ構造を指摘しています。なぜハイテク投資ばかりで生活が楽にならないのか? 中国が抱える「イデオロギーと経済」の矛盾を解説
ホルムズ海峡の混乱により、世界の注目は紅海の入り口「バブ・エル・マンデブ海峡」へ。ジブチで隣接する米中両軍の基地を比較し、輸送ルートの支配権を巡る現状を解説。米国の圧倒的優位と中国の弱点を解き明かす