2015年、学生たちの普通選挙を求める運動「雨傘革命」(Paula Bronstein/Getty Images)
自由と闘争

「中共に幻想を抱かないで」香港で反右派歴史の研究討論会

香港で3月28日、出版社・香港五七学社が主催する「反右派闘争60周年国際研究討論会」が開催された。「右派」のレッテルを貼られ中国共産党による迫害を受けた50人以上の関係者が、中国大陸や海外から香港に集まった。

反右派闘争とは、毛沢東による有識者たちへの弾圧政策を指す。参加者は、中共の邪悪さは「打つ手なし」の域に達しているとの認識を示した。主催側によると、数十人の大陸在住者は中国当局からの妨害で、出席できなかったという。

83歳の参加者、趙日月さんは当時、北京政法学院(現、中国政法大学)の学生だった。共産党に対し提案したことで、当局から「組織して党を攻撃した」とみなされた。その後、趙さんは学籍を抹消され、20年もの教育改造(非刑事罰の行政処分で、数年間の労働と政治教育が科せられること)送りとなった。

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