垂直の森

植物に覆われた「森のビル街」中国スモッグ問題解決の一手?

有名なイタリアの建築家ステファノ・ボエリ(Stefano Boeri)氏は16日、中国広西チワン自治区柳州市で、植物に覆われたマンションを100~200棟建てる、小型都市建設計画を発表した。同氏は、大気汚染の深刻な中国10都市での積極的な都市づくりを進めている。

人と植物との共存をテーマにしたこの建築作品は「垂直の森(イタリア語:ボスコ・ベルティカーレ)」と呼ばれ、周辺環境へは有害な微粒子の削減と空気清浄化、住民へは放射能や騒音、夏の高温から保護する機能があると、ボエリ氏は主張する。

一棟には約1000本の樹木や2500本のツタや多年草植物が、ビル壁面や屋上、3メートル近く突き出たバルコニーに植えられ、その総面積はサッカー場に相当するという。四季を通じた植物の変化も楽しめ、時間の経過とともにビル外ゆ部の様相は「森」に近づいていく。

▶ 続きを読む
関連記事
FIFAは反発を受け、2026年W杯で「サポーター向け」60ドル特別チケットを導入する。各試合400~750枚を各国協会に配分し、熱心な代表サポーターを優先支援する方針だ。高騰批判を受けた価格戦略を大きく見直した形となる
香港の元メディア界の大物、黎智英氏が15日、香港の裁判所で国家安全維持法違反により有罪と認定された。判決後、親族や英国、カナダの政府が相次いで批判した
中国人富豪による米国での代理出産が急増する中、100人以上の子をもうけたとされる実業家・徐波に対し、米ロサンゼルスの家庭裁判所は「通常の養育範囲を超える」として親権認定を拒否した。制度の隙を突く動きに米当局の注目が集まっている。
米パデュー大学は敵対国とされる国々、中共やイランなどからの学生を受け入れない方針を決定した。専門家は、中共が留学生を情報活動に利用してきた実態を指摘し、その影響で多くの中国人学生が貴重な海外留学や研究の機会を失うことになったと指摘。
欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会は16日、2035年からのガソリン車・ディーゼル車など内燃機関を搭載した新車の販売を原則禁止する計画を事実上緩和する改正案を公表した。