中国最高裁と最高検 「不法な立法」新解釈を発表

中国最高人民法院(最高裁)と最高人民検察院(最高検)は25日、共同で「邪教(カルト)組織」に係る刑法の新解釈を公布した。専門家は、立法権のない両機関が新解釈を交付するのは「不法な立法」と非難した。また、同解釈には元国家主席・江沢民による法輪功迫害政策を強化する狙いがあり、党内権力闘争の激しさも反映していると分析する。

このたび公布されたのは『邪教組織を利用して法律実施を妨害する等刑事案件適用法律の若干問題に関する解釈』(以下、『解釈』)。2001年にも同様の解釈が発表されており、中国の最高裁と最高検が16年ぶり、2度目の『刑法』第300条に対する司法解釈となる。

前回との変更点は、懲役の収監期間を明確にしたこと。2月1日から実行するという。

▶ 続きを読む
関連記事
中国共産党が日本に本当に求めている事とは、さらなる謝罪ではない。ほぼ1世紀後になって、日本の選挙で選ばれた指導者が、地面にひれ伏すほどの屈辱を受け、中国共産党の独裁的要求に従う姿を見せることだ
空母「遼寧」の宮古海峡通過後、中共軍のJ-15戦闘機が航空自衛隊のF-15を沖縄南東空域で2度レーダーロックオ […]
ある中国人投稿者が、能登半島地震で被災した石川の現地で、高市首相が腰を下ろした高齢の男性の前に膝をつき、握手を交わす姿国家の指導者が国民を「家族の長老のように扱っている」と受け止め、「非常に感動的で心を打たれる」と率直な感想を記したことが話題となっている
2025年12月9日、中共H-6爆撃機がロシア機と宮古海峡通過。日本防衛省の写真でJ-16護衛機はミサイル1発のみと判明。CCTVは過去映像流用し4発装備を偽装。航続距離短く政治演習の弱点露呈
国際社会では、モスクワと北京を同じ文脈で語ることに慣れている。「独裁の枢軸」といった表現でまとめられるが、必ずしも正確とは言えない。このことを理解するうえで、カザフスタンほど適した国はないだろう。正確な位置を即座に示せる人は多くないかもしれないが、同国はユーラシア大陸のほぼ中心に位置し、ロシアとは世界最長となる約7600キロの陸上国境で接している。