『G20反腐敗逃亡犯逮捕及び不法取得資産没収ハイレベル原則』の満場一致採択で、江沢民氏への包囲網が狭まる(大紀元合成写真)
杭州G20首脳会議

海外逃亡の江派閥官員に包囲網、G20反腐敗ハイレベル原則を採択

中国共産党中央紀律検査委員会(中紀委)監察部は6日、同公式ウェブサイトで、5日に閉幕した主要20カ国・地域首脳会議(G20)において、『G20反腐敗逃亡犯逮捕及び不法取得資産没収ハイレベル原則』を満場一致採択、『G20の2017-18年反腐敗行動計画』の策定、G20反腐敗研究センターの北京設置にも意見が一致したことを、杭州G20サミットで得た重要な成果であるとの見解を示した。専門家は20カ国の間で、海外に逃亡した江沢民派閥の腐敗官員に対する国際的な包囲網を形成することが狙いだとの見解を述べた。

同ハイレベル原則は中国側が起草したもので、2014年に開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)での『北京反腐敗宣言』発表以降、中国当局が主導した新たな国際的反腐敗公式文書だ。

時事評論家の傑森博士は希望の声ラジオ放送に対して、「この数年習近平政権が主導している反腐敗キャンペーンで、海外に逃亡した腐敗官員の人数が拡大している。持ち去られた資産も増えている。この状況を止めるには海外各国との連携や協力が必要になった。中国側の反腐敗の訴えは西側諸国の法制理念に背いていないので、西側諸国は受け入れられる」との見解を示した。

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