北宋の時代(960~1127年)、科挙の最終試験に合格し、進士となった楊時(ようじ)は、 さらに知識を求めて当時有数の学者、程頤(ていい)に教えを請うことにしました。
楊時の訪問はタイミングが悪く、程頤はちょうど休んでいました。吹雪の中、楊時は恭しく師の家の門の傍に立って待っていました。程頤が目を覚ますと、玄関先に雪に埋もれた人が立っているではありませんか。悪天候にもかかわらず、楊時は待ちくたびれたり、いらついたりすることはありませんでした。師はその日、新しい徒弟を迎え入れることにしました。
程門立雪(ていもんりっせつ)とは、師を敬い、心から教えを求める人のことを表現するようになりました。
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