南シナ海問題
判決に不満 中国KFC店前で抗議活動 国営メディアが沈静化図る
南シナ海問題で仲裁裁判所が中国の主張を否定したことを受けて、17日と18日の両日、中国河北省、湖南省、江蘇省などの都市で、一部の市民が米国系飲食チェーン、ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)の店舗前に集まり抗議活動を行った。
抗議活動を行った人達は、「ケンタッキーを絶対に食べない」、「マクドナルドを絶対に食べない」、「米国と日本と韓国の製品をボイコットせよ」などの横断幕を揚げていた。また、KFC店内で食事をしていた客に対し、罵声を浴びせたという。
中国当局は事態の拡大を恐れ、18日と19日、国営新華社通信や中国共産党機関紙「人民日報」をはじめ、国内メディアが相次いで評論記事を掲載することで、いわゆる「愛国者」による抗議行動のエスカレート化をけん制した。
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