大人もゲームに夢中? 米NYの任天堂旗艦店前で7月11日撮影(Drew Angerer/Getty Images)

「ポケモンGO」で任天堂株価急騰 日本配信日は?

米国、オーストラリアなど世界中で大ヒットしているスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」により買い注文が殺到し、同ゲームを開発した任天堂株価は、19日の東京株式市場で前営業日比約14.3%高、1株=31770円の終値を付け、2010年5月以来6年2カ月ぶりの最高値となった。また取引中、一時、前営業日比約18%高の1株=32700円を付けた。株価の急上昇で、任天堂の時価総額は4兆5000億円を超えた。

「ポケモンGO」は衛星利用測位システム(GPS)を利用し、ゲームが指定する場所に行き、スマートフォン画面上で「ポケモン」を捕まえ、集めてくる内容だ。

同ゲームは、今月6日米国などでの配信開始後、ゲームのやりやすさから爆発的な人気を集めた。「ポケモン」を捕まえるために、人々が米ワシントンにあるホロコースト記念博物館や国立墓地など様々な場所に殺到して社会問題になったほどだ。

東京株式市場では、米国などで配信開始した6日の任天堂の株価終値は1株=14380円だったが、投資家からの買い注文集中で、7日から株価は急上昇し、15日の終値は約倍の1株=27780円となった。

IT系情報ニュースサイトのテッククランチによると、20日予定されていた国内配信予定は延期だという。

(翻訳編集・張哲)

関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。