分析:なぜ中国企業の対外投資が急増したのか?
近年、中国企業による対外投資や海外企業買収が急拡大している。その背後にあるは、中国政府の「走出去」戦略(中国企業が積極的に海外進出する政策)ではなく、経済の急減速によるリスク回避を目的として資金を海外に移転することだ。6月26日付大紀元英語版が伝えた。
同報道によると、昨年1年間の中国企業による対外投資規模が1231億ドル(約12兆6100億円)だったのに対し、今年初めから4月中旬までの約4カ月間で、その規模はすでに1100億ドル(約11兆2700億円)と急速に拡大している。これに対し、在米中国経済評論家の何清漣氏は「中国資本流出の主因は、企業側が中国経済の急減速により出た損失を少しでも減らそうという狙いがあるから」との認識を示した。
中国企業の対外投資急増はリスク回避を目的としたもの
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