河北省唐山市の中国最大級の製鉄所 (Getty Images)

「国有企業管理層を大幅縮減」-李克強首相

中国政府当局の政策や情報を発信する「中国政府網」(5月18日付)によると、李克強首相は今後3年間に中央政府直轄国有企業(央企)の管理層に対して、現在の5~9層から3~4層以下に縮減させるなど、国有企業改革に関するいくつかの方針を明示した。

進行役の李首相が同日開催した国務院常務会議において、央企の本業の競争力は弱い、余剰人員が多い、効率が低いなどの深刻な問題が抱えていると指摘した。

中には、子会社や孫会社、さらにその下のひ孫会社が多いため、管理層が5~9層もあり、「一部企業の会長ですら、傘下の子会社と孫会社が何社あるかを把握していない」と企業管理効率の低さが突出している。今後3年間に、央企の管理層を3~4層以下に縮減し、央企法人企業の数を約20%減少していくと表明した。

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