中国伝統文化百景(3)

民間で口頭伝承されていた盤古神話

1、盤古神話の誕生時期と流伝方式

盤古は、天地創造の神として、人類創造の神である伏羲や女媧よりも前に存在したはずである。しかし『史記』(前漢時代)や『風俗通義』(後漢時代)に伏羲と女媧についての記述があるが、盤古に関する記載はなかった。盤古については三国時代呉(3世紀)の徐整が編集した神話集『三五歴紀』にはじめて記述された。

しかし、早期の史書に記述が見られないからと言って、盤古は伏羲と女媧より遅く現れたとは限らない。なぜなら、盤古に関する伝説が、口承方式として限られた地域と人々の間に太古より代々語り続けられていた可能性があるからである。

▶ 続きを読む
関連記事
毎日何気なく口にしている食品が、脳の老化を早めているかもしれません。砂糖や精製炭水化物、加工肉など身近な7つの食品と、今日からできる脳を守る習慣を専門家の研究とともにわかりやすく解説します。
『黄帝内経』は難解な理論ではなく 自然と身体を同じ流れで見る視点の書。春のエネルギーの動きを例に 古典の考え方をやさしく読み解く入門的解説。
沈黙は消極的な態度ではなく、内面を整え思考を深めるための主体的な選択だと筆者は語ります。騒音の時代における静けさの意義を問い直す一篇。
最近、日本でもちらほら現れている現金不可の店。海外では利便性で日本より普及しているが、その裏では手数料と取引の記録がなされている。利便性の裏で失われるものとは
潰瘍性大腸炎の症状改善に、身近なココナッツウォーターが役立つ可能性?最新研究が示した寛解率の変化と、腸内環境・カリウム補給の観点から見る新たな食事アプローチを解説します。