人体の不思議

体の周りに「細菌の雲」 人の識別も可能=米研究

 最近の研究によると、人体の周辺に存在する細菌で構成された「細菌の雲」は、指紋のように人それぞれ異なり、個人を識別できることが明らかになった。研究者によると、将来は警察の犯罪捜査や、医療で病気の感染を研究するのに役立つという。

 米オレゴン大学の研究によると、この「細菌の雲」には人体から発した数百万の細菌が含まれており、ずっと人体の周りを取り巻いている。この細菌を分析すれば、誰の体から生まれたものなのか、つまりその「持ち主」を知ることができる。

 実験は次のように行われた。研究者は11人の男女の被験者を、ひとりずつ、無菌状態の部屋に4時間滞在させた。それぞれは清潔な服を身にまとい、消毒された椅子に座った。

▶ 続きを読む
関連記事
運動、仕事、学び、片づけ。成果を生む共通点は「完璧にやる」ことではなく、定期的にその場に立つことだった。
肌のくすみは紫外線だけでなく、睡眠不足や光刺激、ホルモン変化でも進行する。皮膚科医が、安全に透明感を回復させる正しいケアと注意点を解説。
「天然で安全」は本当?大規模研究が、メラトニンの長期常用と心不全リスク上昇の関連を示唆。睡眠サプリの思わぬ落とし穴と、賢い付き合い方を考えるための重要な一報です。
冬は気分の落ち込みや筋骨の弱りを感じやすい季節。チンゲン菜・しいたけ・厚揚げを組み合わせ、肝の滞りをほどき腎を養う冬向きの養生料理を紹介します。
世界の健康食物ランキングで、アーモンドが首位に。さらにラード(豚の脂)もトップ10入りし、健康常識の見直しを促す結果となった