台湾のお勧め観光スポット10選(上)
日本からも近く、行きやすい台湾。まだ台湾へ行ったことのない人は必見。台湾には魅力がいっぱい! おいしい食事、賑やかな屋台、豊富な種類の甘い果物、美しい観光地。今回は台湾の10大観光スポットをご紹介しよう。
南投県 日月譚
日月潭(リーユエタン)は山紫水明ともいえる壮大な景色が一望できることで有名な観光スポット。絵画に描かれているように美しく台湾で最も広い天然の湖で、北側の日潭と南側の月潭からなっている。北旦自転車道はこの景色を一望するのに最適なサイクリングロードである。
日月潭に囲まれている大通りはCNNの報道で世界10大サイクリングロードの一つに選ばれたほどである。
花連県 タロコ国立公園
タロコ(太魯閣)国立公園は中央山脈の北端に位置している。一番の人気は、タロコ渓谷。花蓮県を流れる立霧渓が大理石を侵食して形成された渓谷の高山、断崖、滝など、その絶景に多くの人々が圧倒される。ここには様々な動植物も生息している。見所は27山もある「台湾の百嶽」。その中でも、南湖大山、奇莱連峰、合歓山の峰々及び中央尖山が最も有名である。
新北市 九フン古街
新北市の九フン通りには石畳の階段や日本家屋が軒を並べており、お茶の香りが仄かに漂っている。ここはジブリアニメ『千と千尋の神隠し』のモデルにもなったことから、日本人観光客が急増したことでも知られている。
ここは日本古来の山城をそのままに、『悲情城市』という映画で世に名を知らしめたことでも有名である。九フン古街のくねくねと曲がりくねった山の小道は観光客に「新たな世界が眼前に広がる」ともいえる感動を与えてくれる。屋台や民芸店、喫茶店にお土産市場など、観光客に嬉しいお店が次から次へと目白押し。また、山を背景に海に面した美しい景色を一望できる民宿など、様々な宿泊施設が数多くある。ここに来たならば、サトイモとサツマイモを使った手作りスープを是非味わってみてほしい。
屏東県 墾丁国立公園
墾丁(こんてい)国立公園内にある砂島は海と砂浜が非常に美しい観光スポットである。園内の砂浜は主に貝殻やサンゴ礁が化石となって堆積し、長期間にわたり荒波に洗い流され、研磨されてできたもの。
また、墾丁国立公園は生態保護区域にも指定されている。類を見ない特殊な地形をしているため、その豊かな環境により様々な生物が存在している。
台湾の最南端にある恒春半島に位置し、熱帯気候に属することから常夏の海辺は海水浴が大好きな若者に大人気。様々な水上スポーツが体験できる。
蘭嶼(らんしょ)と緑島は太平洋上に位置した火山島である。長い時間をかけて沿岸の土地が風化したところに海水が浸食したため、曲がりくねった暗礁でできたリアス式海岸が形成されている。蘭嶼では蘭が多く産出されていることでも有名である。この周辺の海域にはサンゴ礁が至る所にある。黒潮海流の影響から、魚の群れが常に回遊しており、海釣りやスキューバダイビングを好む人々に大変喜ばれている。ここ数年、緑島はまるで台湾にある海上の観光アイランド。水上レジャーに最も適した観光スポットである。
(翻訳・能業、編集・惠)