薬用植物 ユリ

ユリ(百合)はユリ属の多年草で、園芸植物として多くの品種が植えられています。美しい花を観賞するだけでなく、一部品種の鱗茎(りんけい)は食用、薬用にもなります。

日本ではヤマユリ、コオニユリ、オニユリの鱗茎が、中国ではハカタユリ、イトハユリ、オニユリの鱗茎が食用として栽培されています。生の鱗茎はユリ根と呼ばれ、鱗茎を乾燥させたものは百合干と呼ばれます。百合干は水でもどして炒め物にしたり、すりおろしてスープにとろみをつけるために使用したり、澱粉の原料として用いられています。

薬になるのはオニユリ、ハカタユリなどの鱗茎を乾燥させたもので、生薬として用いる場合は「ユリ」ではなく「百合(びゃくごう)」と読みます。滋養強壮、利尿、鎮咳などに効果があり、保険適応の辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)という漢方にも配合されています。

▶ 続きを読む
関連記事
豆の色は五臓と深く関係し、体質に合った豆を選ぶことで免疫力や体調を整える助けになります。あずき、緑豆、大豆、フジマメ、黒豆の特徴と活用法を紹介します。
高速道路脇でくつろぐ巨大グリズリー——偶然の出会いが生んだ奇跡の一枚。カナダ・バンフの大自然と、野生動物の意外な素顔に心が和む写真ストーリー。思わず見入る体験談です。
「自分を大切にする」とは、甘やかすことではない——快適さに流されがちな時代に、本当の自己愛とは何かを問い直す一編。心と生き方を整える、少し厳しくも深いヒントが詰まっています。
自閉症は「一生変わらない障害」だと思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。最新研究と専門家の見解から、発達の仕組みや改善の可能性、早期介入の重要性を丁寧に解説します。理解が深まる一編です。
がん細胞は糖だけでなく、脂肪やアミノ酸など複数の燃料を使い生存します。研究者は、この代謝の柔軟性を断つ新たな治療戦略に注目しています。