元受刑者の米教授、「悪夢の実体験」と中国拘置所の実態語る
【大紀元日本5月28日】国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」が今月13日発表した中国の拘置所での拷問・虐待の実態に関する全147ページの報告書は、元被拘禁者や、弁護士、警察関係者など48人への聞き取り調査を採用した。その中で唯一実名が公開された米国人元受刑者、社会学教授スチュアート・フォスター氏(50)がニューヨーク・タイムズ紙の取材に応じ、「悪夢のような実体験」を明かした。
「中国の看守所は神秘的な世界でした。その環境は非常に汚く、飢餓、暴力、強制労働が日課である。このような世界が実在しているなんて、いまだに信じられない」と同氏は言う。
彼を含む30数人はベッドのないコンクリートの監房の一室に収容され、各監房には看守から監房管理を任された「親分」がおり、被拘禁者でありながら、日常的に気の向くままに他の人に暴力を振るう。
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