巨大な霊芝 不老長寿の仙薬になるのか
【大紀元日本2月23日】鄭州(ていしゅう)古道石刻博物館に直径1.5メートル、重さ12キロの巨大な霊芝(レイシ)が展示されたことが、中国大陸メディアにより報道された。博物館の郭(かく)館長は、この巨大な霊芝はベトナムの原始林から採収されたもので、年輪状の紋様から推算して200年を超える代物だと説明している。このような100年を超えるほどの古い野生の霊芝は、非常に珍しいそうだ。
霊芝はマンネンタケ科の菌類、マンネンタケやその近縁のもの。後漢時代にまとめられた漢方生薬の古典『神農本草経』(しんのうほんぞうきょう)の記載によると、霊芝はその色によって赤芝、黒芝、青芝、白芝、黄芝、紫芝などの種類に分類される。薬として服用すれば身を軽くして寿命を伸ばす効果があるため、不老長寿の仙薬として珍重された。
その薬用効果は色によって異なる。赤芝は心気を補い、黒芝は腎気を補い、青芝は肝気を補い、白芝は肺気を補い、黄芝は脾気を補い、紫芝は筋骨を補うといわれている。しかし、現在市販されているものの殆どは人工栽培したもので、天然のものと同じ効果があるかどうかは不明だ。色分けせずに混合して用い、主に不眠、食欲不振、記憶力減退、疲労感、動悸、慢性気管支炎などに使用されている。その他、放射線治療の副作用低減や抗血液凝固、免疫力の増強、高血圧や低血圧の改善、ガンの予防および抑制にも有効だという。
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