中国の大学、クリスマス禁止令 「西洋文化をボイコット」

【大紀元日本12月26日】多くの中国の若者にとって、クリスマスは宗教的な行事ではなく、冬の風物詩として定着している。しかし、クリスマスが中国文化を破壊する「トロイの木馬」になると危惧し、クリスマス禁止令を打ち出す大学が出ている。

中国メディア新京報25日付の記事によると、西安市にある西北大学・現代学院のキャンパスで、「欧米の休日に反対」や「西洋文化をボイコット」などのスローガンが掲げられた。大学側はイブの夜に学生全員を集め、孔子など中国の伝統文化を紹介する映像を鑑賞させた。

ある学生は、メディアの取材に対し、この3時間にわたる宣伝ビデオを見なければ、学校から懲罰が下されると話した。担当の教師は放映中、出口付近で見張っており、鑑賞が終わるまで学生は退場できない。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。