世界文化遺産 黄山
【大紀元日本7月28日】黄山(こうざん)は安徽省南東部に広がる名山で、面積は約154平方キロあり、古くから奇岩、渓流、雲海など山水の景勝が有名です。その立ち並ぶ山々は古生代にできたもので、何億年にもわたる地殻の変動と氷河による浸食、風化によって、現在のような断崖絶壁の景観ができあがりました。気の遠くなるような時を経て作り上げられたこの風景は、自然の偉大さと神秘を実感できる中国ならではの景勝地で、中国十大名勝地の一つです。特に雲海は一定の天気が続くことは無く、刻々と姿を変え神秘的です。
峰と雲が織り成す風景は、伝説の中で仙人が住む世界「仙境」と言われています。また、奇怪な形の岩山から生える松の木など、中国の山水画といえば思い出す風景が随所に見られ、多くの山水画に描かれている場所でもあります。そして多くの文人が黄山に憧れ、漢詩などの題材ともなりました。古代から「黄山を見ずして、山を見たというなかれ」と言われ、中国の文人達によって愛されると同時に、道教の聖地としてもあがめられてきました。
それらの特徴から、1990年12月に世界遺産の自然、文化の複合遺産に登録されました。これは中国国内において泰山に続く快挙であり、2004年には世界初の世界地質公園にも認定されています。
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