香港民間投票へのハッカー攻撃 江元主席の長男が関与の疑い=香港誌

【大紀元日本6月26日】2017年の次期香港行政長官選挙における普通選挙制度の導入を求め、香港民主派が20日、市民によるネット投票を開始したが、投票サイトが大規模なサイバー攻撃に遭い、投票が一時中止となった。サイバー攻撃を仕掛けたのは江沢民元国家主席の長男・江綿恒氏である可能性が出ている。香港誌・壹週刊が25日付で報じた。

それによると、同サイバー攻撃に使用されたIPアドレスの分析データの結果から、攻撃回数がトップ3となる攻撃元のうち、ロシア科学アカデミー管轄下のシステム分析研究所を除けば、中国移動通信と中国科学院からの攻撃回数が全体の40%を占めると報じた。これにより、中国通信業界を牛耳る江綿恒氏の関与が疑われている。

江沢民元国家主席の長男・江綿恒氏は、1999年11月から中国科学院の副院長の座についた。1994年から国有企業・上海聯合投資公司の法人代表となり、事実上私物化した同会社を通じ、電信をはじめ、ハイテク、航空工業、自動車産業などの分野に次々と投資。同氏は「電信業界の王様」と呼ばれ、中国の通信事業関連の利権をほぼ独占的に保有している。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。