米国定年退職世帯、南米移住ブーム

【大紀元日本6月16日】米国に隣接する南米諸国は、温暖な気候で生活も便利。近年、「老後は南米で過ごそう」と移住する米国の定年退職世帯が増えている。米全国紙「USA TODAY」が報じた。

7年前にアリゾナ州で定年退職を迎えたカダメイさん夫妻は共に旅行が大好き。昨年はニカラグアを訪れ、来年はエクアドルへの旅行を予定しているという二人は「2016年には、中米に移住する」と意気揚々と語った。

シアトル在住の69歳のジョセフ・リーデンさんは、中米で余生を楽しみたい一人である。彼は中米一安全な国と言われているコスタリカの中心地域に、床面積800平方フィート(約23坪)、家賃525ドル(約5万3千円)の住宅を借りた。2年前、移住者向けのコスタリカツアーに参加した彼は、たちまちこの地に魅了されたという。「旅行の最終日に、自分はもうはっきりと決めた。ここはこの地球上でもっとも美しい場所の一つだ」「いまの年金なら十分に余裕ある生活を送れる」。こんな彼は、現在、シアトルとコスタリカ間を往復し、半々の生活を送っている。

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