中国、障害をもった子供たちへの壁厚く
【大紀元日本5月23日】中国では社会の認識不足や倫理感の遅れから、障害者が一般教育を受けられず差別扱いされているのが現状だ。最近、ようやく全国大学入試共通試験「高考(ガオカオ)」が点字などの他の受験手段を取り入れたことで、「前進した」と国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は評価した。
しかしながら子供たちへの教育環境は依然として改善していない。米国の教育関連情報紙クロニクル・ハイヤーエデュケーションのララ・ファーラー記者は、北京で取材した全盲の少年について同紙に状況を報告した。
「マイク(13)は才能に溢れている。全盲の彼は耳だけを頼りにピアノを演奏し、イタリアオペラを歌う。しかし、障害があるので、大学どころか高校に入ることさえ難しい」
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