ベトナム首相、ASEAN中「中国船衝突は平和に対する脅威」と非難
【大紀元日本5月13日】緊張高まる南シナ海の係争海域でのベトナム中国の衝突について、ベトナムのグエン・タン・ズン首相は国際的に中国を批判するよう働きかけている。
7日に中国の海底油田掘削装置を護衛する複数の中国船がベトナムの巡視船に放水砲や体当たりなどの攻撃的行為を繰り返した。これについてベトナムの首相は東南アジア諸国連合(ASEAN)本会議期間中、中国代表者を呼び出し、中国の油田掘削作業は国際法に違反していると非難し「非常に危険で、安定性、保安を脅かす平和に対する直接的な脅威」と抗議したという。
またズン首相は同国との係争地域で活動する深海掘削船は80隻もの装甲船と軍用船舶を使用していると指摘し、7日の攻撃的行為によりベトナム船の船員が負傷したことを伝えた。さらに首相は他のASEAN諸国関係者個人とも同国への支持を集めるために交流し、中国の行動に反対するよう促しているという。
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