中国各地政府の負債状況は深刻、債務比率は最高219.57%

【大紀元日本9月27日】中国の人気ニュースサイト「財新網」は24日、国家審計署(日本の会計検査院に相当)の監査結果などを引用し、各地方政府が抱えている政府性債務の深刻な状況を明らかにした。

中国財政部駐河北省出張所の調査報告書によれば、2012年6月末時点で、同省11市のうち、6市の債務比率が100%を超えている。省都の石家庄市は241%でワースト1位、続いては唐山市(188%)、邢台市(153.2%)、秦皇島市(147%)、衡水市(135%)、張家口市(129%)。また、区レベルの政府性債務はさらに深刻で、張家口市橋東区の債務比率は308%に達した。

地方政府の債務比率は、返済責任を負う年度末の債務残高の総合財政力(税収のほか、中央政府からの財政移転、土地売却益などを含む)に対する比率。債務の規模を示す重要な指標である。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。