【大紀元日本4月20日】19日に始まった、2013年の神韻世界巡回公演日本ツアー。初回は東京都台東区上野の東京文化会館。入場が始まると、心待ちにしていた観客たちが足早に会場座席に着いていった。
神韻の演目は、別世界を現していた。黄金に輝く天上世界、悠々と舞う天女、仏達が人間にもたらした文明文化の構図。観客は演技途中に拍手を送り、神仏が登場すれば、思わず敬虔さから手を合わせる人もいた。
評論家の西村幸祐氏は今回、神韻を観覧するのは2回目。「今の中国に必要なものがすべて詰まっている」と舞台を賞賛した。また、中国の文明文化の真髄と目され日本にも多大な影響を与えた、唐の時代が良く再現されていたと評価した。
西村氏は、演技者たちの鍛錬が行き届いた動きに毎回驚いているという。そして、その演技力はのびのびとした「自由さ」が現れていた。また古典舞踊の再現を掲げる神韻と「他の中国の舞台とは全く違う」と、大きな差があることを指摘した。
「ダンサーの動きと音楽、CGを駆使したと舞台のコンビネーションがすばらしい。よほど舞台稽古を積まなければ出来るものではない」と、全体の調和の取れた神韻の世界観を楽しんだという。
神韻の演目の中には、中国へ旅した親子が突然、当局による法輪功迫害のトラブルに巻き込まれ、投獄されるというものがある。「これは中国で現実に起きていること。多くの日本人は知らないので、もっと伝わって欲しい」と述べた。
次の神韻公演は22日、東京の文京シビックホールで行われる。
(翻訳編集・佐渡 道世)
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