<赤龍解体記>(96)習近平氏の2013年、イバラの道
【大紀元日本12月17日】習近平氏が中国共産党の総書記になってから、国内では四川省李春城副書記を素早く下すなど腐敗問題にメスを入れる姿勢を明確にしながら、対外的には尖閣諸島問題などで強硬な姿勢を示している。換言すれば、国内外の問題が山積している中、人心を買収し、くすぶるマグマを分散・希薄化させるためには、腐敗問題の是正を内政の要としながら、尖閣諸島問題を外交のカードとして選んだ。
そんな習氏が直面する2013年は「イバラの道」だと内外のアナリストは見ている。米ブルッキングス研究所の主任研究員ジャスティン・ワイス氏は、2013年、習氏は2つの関門を乗り越えなければならないとの見解を示した。
1つ目は、いかにして国内の政治経済を安定させ、世界の景気低迷による中国への影響を最小限に抑えること。2つ目は、いかにして周辺諸国との領土紛争に対処するか、と同時に、米国のアジア太平洋地域における影響力をけん制することだ。
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