チベット人数千人が抗議活動 党大会開催中で最大規模=青海省
【大紀元日本11月12日】首都北京で共産党大会が開催される中、中国西部の青海省では9日、チベット人の数千人が参加する抗議活動が行われた。抗議は最近相次ぐチベット人の焼身自殺を受けたもので、参加者らは中国当局の弾圧政策を糾弾した。
抗議活動が起きたのは同省黄南チベット族自治州。チベット通信のサンジェジャ編集長によると、8日に学生600人が集まった抗議デモに9日、一般住民も加わり、「6千~1万人が参加した」という。抗議者らは市内の広場で座り込みを行い、中国政府による宗教活動への取り締まりに抗議し、チベット言語の保護などを訴えた。
「党大会の開催で、警察や軍隊による監視がいっそう強化されている。これはチベット人の反発をさらに招いた」とサンジェジャ氏は指摘。「共産党の締め付け政策による悪循環だ」と述べた。
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