四川省の大規模なデモ、学生の参加に当局は警戒

【大紀元日本7月13日】「犠牲になっても構わない。我々は“90後”(90年代生まれ)だから」-今月、工場建設に反対し、四川省什邡市で起きた大規模なデモに若者の姿が目立つ。彼らの口から発せられたこの言葉はインターネットで広まり、「中国の希望」と褒め称えられた。一方、若者のデモ参加に当局は警戒感を示している。

高校生と大学生が中心的な役割を果たした今回のデモは「一人っ子で我がままに育ち、脆弱で他人に無関心」という世間が抱く「90後」のイメージを大きく覆した。

香港紙・蘋果日報は、国内治安維持を担当する中央政法委は市民の抗議活動に対して、これまでの武力弾圧から懐柔政策へ転じたと伝えた。その目的は若者のデモ参加を阻止するためだという。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。