中国で地溝油3200トン押収、加工食品や鍋の調味料か
【大紀元日本4月5日】中国公安部はこのほど、大規模な合同捜査を行い、全国各地で地溝油を加工・販売する闇工場を摘発、3200トン余の地溝油を押収した。
地溝油(ちこうゆ)とは文字通り、闇業者が排水溝や下水溝に溜まったクリーム状(あるいはスカム状)の油を濾過し、精製した安物の食用油脂である。以前も、中国で大量に流通していたことが発覚し、社会問題化になった。
中国国営通信社・新華社の公式サイトは2日、今回の取り締まりを報道した。それによると、浙江、安徽、上海、江蘇、重慶と山東など6つの省・市の公安当局が合同捜査を行い、各地で地溝油を精製する闇工場13箇所を摘発、100人あまりを逮捕し、現場から約3200トンの地溝油を押収した。
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