アモイ事件首謀者・頼昌星の法廷審理が開始か 専門家「胡・温政権の切り札」
【大紀元日本3月31日】中国複数の国内メディアによると、中国共産党政権設立以来最大規模の密輸・贈賄事件「遠華密輸事件(アモイ事件)」の首謀者・頼昌星の法廷審理が4月初めに開始するという。同事件に江沢民派閥の多くの高官が関与しているとされているため、中国問題の専門家らは、共産党内部の闘争が激しさを増している中、この時期での法廷審理は「非常に意味深い」との認識を示した。
「遠華密輸事件」の背景
1999年に起きた同事件は、頼昌星を会長とする遠華電子有限公司という貿易会社が、約800億元の関税を脱税したとされ、建国以来最大規模と言われている。関わった政府関係者だけでも1000人以上という未曾有の規模である。アモイ副市長などアモイ市指導部多数が密輸と収賄などで逮捕され、死刑判決などを受けた。
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