「メイドインチャイナ」の米国英雄の彫刻 ワシントンで賛否両論
【大紀元日本8月27日】アメリカの黒人公民権運動の指導者、故マーチン・ルーサー・キング牧師の像が、米国首都ワシントンの新しい記念碑として立てられた。国立公園内の高さ約9メートルもの巨大なキング牧師の像は22日、一般公開され、すでにその姿が確認できる。しかし、このアメリカの英雄としてたたえられる人物の彫刻像は、中国政府の資金援助を受けた、中国人彫刻家を主任とした「メイドインチャイナ」であることに、米国民は複雑な想いを抱いている。
米紙ワシントン・ポストによると、キング牧師像の姿を見た人々は記念写真を撮るなどし、ある観光客は感涙していたという。またある市民は記念碑の公開を祝って野外パーティを開いた。当時のキング牧師の姿を覚えているというワシントン市民のポーレット・デイビスさんは、「予想以上に美しくて、見事な像です」と感激を隠せない様子だった。
この偉大な米国の英雄像を作成したのは、中国政府公認「国家一級美術師」の称号を持つ中国人彫刻家・雷宜鋅(レイ・イシン)氏である。
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