猛毒の六価クロム5000トン不法投棄 珠江も汚染か

【大紀元日本8月15日】先日、雲南省曲靖市のダム周辺に、猛毒とされる六価クロム5000トンが不法廃棄され、ダムが深刻に汚染される事件が起きた。中国国内メディアによると、この汚水は河川へ流されており、下流の珠江の水質汚染も懸念されている。

地元紙・雲南信息報によると、曲靖市にある和平化学工場が同市越州鎮の叉沖ダム周辺に5000トンの六価クロム廃物を廃棄し、雨によりダムに流れこんだ。それにより、ダム水中の六価クロム量は基準値の2000倍になり、ダムの魚は全て死に、汚水を飲んだ家畜も死に、水は飲用出来ない状況であると伝えられている。

さらに、情報を知った当局はダムの汚水を処理し、処理後の汚水30万立方メートルを、パイプを通して珠江の上流となる南盤江に流したとも報じられている。

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