「季節外れ」の電力不足 裏には送電会社の1828%の利益増=専門家解読
【大紀元日本5月18日】中国の電力不足はかつてから囁かれているが、今年3月から全国のおよそ半分の省に広がる「季節外れ」の停電は異例である。今年の電力不足は2004年以来の深刻な状況になる可能性が伝えられる中、原因を究明する専門家は、送電会社の1828%の利益増に注目している。
各地に広がる電力不足
中国国内メディアによると、電力不足は現在、華中地区を中心に10数省で起きている。浙江省では、企業に対して「3日通電、1日停電」、「週2回の停電」といった電力供給制限が課せられており、湖南省長沙市では「エアコンを26度以下に設定してはならない」、「市街地の街灯半減」、「公共施設のエレベーターは4階以下には止まらない」などの緊急節電措置が決められている。鉄鋼最大手の宝鋼集団は、上海地区の電力管理者から、6~9月に電力消費の制限が求められたことも明らかになっている。
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