「でたらめなことばかり」 朱鎔基・前首相、清華大学で政治批判
【大紀元日本4月27日】中国の朱鎔基・前首相(83)は4月22日、母校である清華大学で学生らと懇談会を開いた。政権を引退してからの9年間、政治に関するコメントをいっさい避けてきた朱氏だが、その席で政治情勢を批判したほか、中国国営テレビCCTVのニュース番組を「でたらめなことばかり」と一蹴し、自らの経済政策を批判する禁書『中国農民調査』をも学生たちに寄贈した。
香港紙・明報によると、22日午前11時ごろ、朱氏はかつて学部長を務めていた清華大学経済管理学部を訪れた。国務委員の劉延東氏、教育部の袁貴仁・部長のほか、夫人と娘も同行した。
朱氏は同大学の図書館に、未出版の著書『朱鎔基談話実録』を贈った。副首相と首相を務めていた12年間の同氏の談話が収録されている。
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