マンションよりも高いお墓、それでも使用年限は20年か 「最後の権利」に漂う不安

【大紀元日本4月7日】「入土為安」。土に帰すことで死者が往生でき、生者は安心できるということを意味するこの言葉だが、最近では、「入土難安」に置き換えられている。墓地価格の高騰と墓地の使用期限の短さに、人々は自分の「最後の権利」が守られるかと不安を感じている。

5日は中国では、故人を弔うための「清明節」。しかし、今年の清明節は多くの人がお墓参りをしながら気がかりなことがある。「亡くなった親族はいつまでここで安息できるのか」ということ。

その心配は清明節の前に墓地に関するニュースが相次いだことからだ。4日の北京紙・法制晩報では、「墓地は永久使用できない」と民政部の規定として伝え、「最長使用年限は20年」、満期を迎えた時は契約延長の手続きをし、所定の費用を支払わなければならないと報じた。記事が掲載されて間もなく、コメント欄に「これじゃ安心して死ぬこともできない」「金稼ぎはとうとう亡くなった人まで狙うようになったのか」と批判の声が殺到した。

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