韓国入国後に法輪功学習 中国人女性、初の難民認定

【大紀元日本11月16日】韓国入国後に中国で弾圧を受けている気功「法輪功」を学び始めた中国人女性が法務部長官を相手取り、難民不認定処分の取り消しを求めた訴訟で、韓国ソウル高裁は15日、原告に対して後発難民(自国を出たときは難民でなかったが、後になって難民となるような者)にあたるとの判決を下した。法輪功学習者に対する難民認定は韓国では初めてとなる。

裁判部は今回の難民認定決定について、原告は主に経済的動機で韓国に入国したとみられるが、その後、法輪功学習者となり、法輪功弾圧の実態を伝えてきたため、帰国すれば、中国政府に迫害される恐れがあるというのが根拠になると指摘した。

原告の中国人女性は、2001年に来韓し、2004年から法輪功の学習を始めた。その後、中国当局による法輪功弾圧の実態や、韓国に訪問した中国人観光客に対して中国共産党関連組織を離脱するよう勧める活動に携わってきた。昨年3月に韓国法務部に難民申請をしたが、受理されなかった。その後ソウル行政裁判所に訴訟を起こしたが、一審で却下された。中国に強制送還された場合迫害を受ける恐れがあるとして、再度高裁に訴訟を起こした。

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