【漢方の世界】 カルテ(十七)―真の名医に必要なのは?

【大紀元日本11月16日】もしも突如、自分の目の前で人が倒れたらどうするか。まずは心臓マッサージや人工呼吸など、蘇生措置を施すはずである。相手が息を吹き返したら、ようやく他の症状にも手を付け始める。例えば、その人の持病や後遺症・合併症などである。

実は、漢方も同様だ。古来、こんな言い方がある。「急則治其標 緩則治其本」。つまり命の危機に直面したら、まず表面のものを治す。それが一旦落ち着いてから、根本の病気を治療し始める。

昔、赤痢にかかって高熱や咳・吐血に悩む患者がいた。へその周りには気の塊さえ出現した。しこりになるほど重症で、患者は耐え難い痛みに苦しんだ。実は、これこそが彼の命を脅かす、最も危険な要素だったのである。

▶ 続きを読む
関連記事
自分を許せない背景には、過去へのとらわれや強すぎる責任感が関係することがあります。責任を受け止めながら心を軽くする視点を紹介します。
突然の動悸や脈の乱れは、一時的なものだけでなく危険な不整脈の可能性もあります。受診の目安や発作時の対処法を医師が解説します。
春に悪化しやすい喘息、その原因は「炎症」にあった?最新研究が示す治療の変化と、発作を防ぐための生活の工夫をわかりやすく解説します。
鳥を見たり鳴き声に耳を澄ませたりすることは、不安や孤独感を和らげ、心を今に戻す助けになる可能性があります。気軽に始められる自然の癒やしです。
薬だけに頼らず、運動と生活習慣で進行にブレーキをかける——パーキンソン病と向き合う新しいアプローチをわかりやすく解説します。