大連石油パイプライン、再び炎上 近くに有毒品タンク 市民につのる恐怖
【大紀元日本10月25日】24日午後4時ごろ、遼寧省大連市で、今年7月に大規模な爆発事故が起きた大連新港にある中国石油のパイプラインが再び炎上した。火災は、9時間後の25日午前1時にほぼ鎮火したという。今回の事故による原油の流出はないとみられるが、事故現場は大連市の化学工業団地内にあり、前回の事故でも危惧された有毒化学品への炎上拡散の恐怖が、再び地元住民を襲った。
中国広播ネットなどの中国国内メディアの報道によると、事故は、前回の爆発が起きた103号タンクの解体作業時に起きた。タンク内の残油が、分離作業で発生した火花により引火し炎上したとみられる。作業を担当する中国石油遼河油田建設集団の副総指揮・李明輝氏は国内メディアに対し、炎上したタンク内の残油が少ないため、燃え広がることはないと説明したほか、石油が海上に流出することもないと述べた。
一方、新華ネットは記者の話として、現場は当初激しく燃えており、火元も1カ所ではないと報じていた。370名の消防士と70台の消防車が出動し、9時間かけてようやく鎮火できたという。
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