ノーベル平和賞、中国の反体制者に 「中国への挑戦」と各界が注目(修正再掲)

【大紀元日本10月8日】現地時間8日午前、ノルウェーのノーベル賞委員会は、2010年のノーベル平和賞を、言論のために罪を問われて今も服役中の中国の反体制者、劉暁波(Liu Xiaobo)氏(54)に授与すると発表した。同日の記者会見で、ヤーグラン委員長は、劉氏は中国で人権のために戦うシンボルであると授賞の理由について紹介した。

「中国は経済と政治とも大国となっているが、それに相応しい責任も負うべきである」、「多くの中国国民が中国の憲法で保障された自由を制限されている」と同委員長は述べた。

54歳の劉暁波氏は、中国の著名な反体制作家。1989年の天安門での民主活動に参加したため投獄された経験がある。昨年12月、中共当局に一党独裁の廃止を要求する活動に関わったため逮捕され、11年の懲罰を言い渡された。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。