脳の一部をコントロールし、喫煙欲求を軽減=米研究
【大紀元日本8月31日】カウンセラーなどから受ける一般的な「禁煙セラピー」が喫煙者の脳の一部を刺激し、喫煙の欲求を軽減できると米エール大学の研究チームが2日、米国科学アカデミー紀要(PNAS)に発表した。
研究によると、喫煙者が喫煙による長期的な影響を考えると、認知制御(cognitive control)、および理性的思考と関係がある脳の前頭前皮質(prefrontal cortex)が活発になる一方、薬物・麻薬への依存や報酬探求行動(reward-seeking behavior)に関係する線条体(striatum)の活動が弱まることが分かった。
エール大学医学部の精神病学助教授ヘディ・コバー(Hedy Kober)氏は、「喫煙者がアドバイスを受ければ、確かに喫煙への欲求をコントロールすることができる」と話す。タバコへの依存は喫煙者個人の健康を害するほか、社会的にも経済的にも大きな負担となる。米国の喫煙による死亡者数は毎年40万人で、薬物中毒やアルコール中毒者の死亡人数を上回るという。
関連記事
世界で3人に1人が頭痛に悩む時代。特に片頭痛は健康損失の大半を占め、女性への影響も深刻です。薬の使いすぎという落とし穴と、生活習慣でできる対策まで、最新研究から見えてきた現実を解説します。
「1日1万歩は無理…」と感じている人へ。最新研究が示すのは、七千歩でもがんや認知症リスクが大幅低下するという現実的な健康習慣。忙しい日本人の生活に合う、続けやすさと効果の理由を分かりやすく解説します。
鼻歌、後ろ向き歩き、ガムを噛むだけ。神経科学者が教える、今日からできる脳を鍛える習慣とは?忙しい日常でも続けやすい、意外で科学的な脳トレ法を紹介します。
認知症治療で気になる薬の副作用。実は初期から鍼灸や中医学を併用することで、記憶力の維持や進行の緩和が期待できるといいます。症例とともに、その考え方と可能性を分かりやすく紹介します。
オーストラリアの研究では、70歳以上の高齢者は、普段から音楽をよく聴く人ほど認知症になるリスクが低いことを示した。楽器を演奏する習慣がある人でも同様の傾向がみられる