中国賃上げストの拡大、世界デフレの終焉につながるか
【大紀元日本6月23日】5月中旬に始まったホンダ中国部品工場のストライキが、中国各地に燃え広がり、外資系企業で賃上げを要求するストライキが相次いでいる。中国人労働者の賃金が引き上げられることによって、製造コストが高くなり、Tシャツ、スニーカーなどの生活用品からパソコン周辺製品、スマートフォンなどハイテク製品までの価格が上昇し、世界的なデフレが終焉するのではないかとの考えがエコノミストの間で広まっている。
この20年間、中国で製造するによって世界各国の企業がコスト削減及び低価格の設定を実現できたが、「これからは、この(デフレ)時代が徐々に終わる」と、クレディ・スイスの経済アナリスト・陶冬氏が、ニューヨークタイムズ6月7日の報道で考えを示している。
自殺者が相次いだ台湾系大手電子機器メーカーの富士康集団の深セン工場は2段階で、従業員の賃金を当初の月額900元(約1万2150円)から2000元(約2万7千円)に大幅に引き上げた。また、自動車大手のホンダ佛山工場も従業員の賃上げストに対応して、賃金を34%引き上げた。
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