「東洋一の金鉱」を追想するドキュメンタリー映画=台湾

【大紀元日本6月16日】ドキュメンタリー制作のパイオニアである林雅行監督が台湾で3日、かつて「東洋一の金鉱」と言われた「金瓜石(きんかせき)鉱山」を背景にした『雨が舞う~金瓜石残照』(09年)の上演会で舞台あいさつを行った。この映画は、前回の『風を聴く~台湾九份(きゅうふん)物語』(07年)に続く第2部。日本統治下の金鉱で生きた台湾人と日本人のインタビューを中心に、当時の様子が克明に語られている。2年前の上映時に反響を呼び、多くの日本人観光客が九份を訪れた。

林監督は2002年、歌手の一青窈(ひととよう)さんと姉で女優の一青妙(ひととたえ)さんを通じて九份と金瓜石のことを知った。一青窈さんの父親は、当時九份で金の採掘企業を営んでいたという。映画のナレーターに一青妙さんが起用され、話題を呼んだ。

約100年前に金脈が発見され、日本と台湾企業による経営で栄えた九份と金瓜石は1930年代に全盛期を迎えたが、やがて金脈が尽き1987年に閉山。町は衰退の一途を辿った。ドキュメンタリーでは、金鉱をなつかしむ声が聞かれる一方で、日本人と差別された当時の台湾の人々の様子も浮かび上がっている。

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