中南米火山、相次ぐ噴火 記者一人死亡 グアテマラ空港閉鎖延長
【大紀元日本5月31日】中南米では先週から、2つの火山が相次いで噴火している。各通信社の報道によると、取材記者を含む2人の死亡が確認され、数千人が避難を余儀なくされている。現地の都市には火山灰が厚く積もり、空港閉鎖、休校となり、先月欧州の空の便を混乱させたアイスランドの火山噴火のような状態にある。29日まで閉鎖されたグアテマラ首都の国際空港は、30日再開の予定だったが、熱帯性嵐がもたらした雨により火山灰の掃除が困難になり、閉鎖が更に一週間ほど延長された。
今回噴火したのはグアテマラのパカヤ火山とエクアドルのトゥングラウア火山。現地時間5月26日のパカヤ火山の噴火では、2人死亡。このうちの1人はテレビのリポーターで、溶岩の直撃を受けて死亡したとAP通信が伝えている。59人が負傷し子供3人が行方不明となったほか、800棟の家屋が破壊され、1千700人から1千900人が家を失った。
グアテマラのコロン大統領は、火山付近地区を15日間の緊急事態区域と宣言。首都グアテマラシティのラ・アウロウ国際空港は滑走路に火山灰が積もり、5月29日まで閉鎖。休校にもなっている。
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