「五色」分類した国民所得 中国の貧富格差、危険水準=国営経済紙
【大紀元日本5月13日】中国の深刻化する貧富の格差が再び注目されている。中国国営「新華社」傘下の「経済参考報」は5月10日、調査報道を掲載し、「中国社会での貧富の格差は警戒ラインに達している。この現状および富の不均等な配分の拡張を食い止めなければ、深刻な結果を招く」と警鐘を鳴らした。
「新華社調研小分隊」によるこの調査報道は、中国各地の経済学者や、専門家、一般幹部、人民への大規模な取材に基づいて作成された。
同調査報道によると、中国国民の所得を白、黒、灰色、血色、金色の五色に分類。それぞれの色は、合法(白)、非合法(黒・灰色)、暴利(血色・金色)の性質を意味する。そのうち、都市部人口の10%を占める高所得者が、多くの「灰色・非合法所得」に分類されている。「幹部の汚職問題や不健全な富の配分体制が、不均等な配分を助長させている」と指摘。専門家の論点から、一刻も早くこの問題を解決すべだと語っている。
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