リプトン紅茶もメラミン検出、自主回収へ

【大紀元日本10月1日】英蘭食品、家庭用品大手のユニリーバ社(Unilever)は9月30日、リプトンのインスタントミルクティーから有害物質メラミンを検出されたことを発表し、現在香港とマカオで同製品の自主回収を行っているという。

ユニリーバ社は声明の中で、内部で行われた品質検査で4ロットの同製品からメラミンを検出したと述べた。製造時に使用する中国産の粉ミルクにメラミンが混入されたと見ている。同社は中国産粉ミルクの商品名の公表を控えるという。

メラミン含有の粉ミルクによる被害が中国で拡大している中、相次ぎ中国製食品からもメラミンが検出されている。ユニリーバ社は先週もメラミン含有問題でリプトンの緑茶を台湾市場から回収したばかり。

リプトン紅茶のほかに、香港当局は中国産のココナッツクッキーとくるみクッキーからもメラミンを検出したという。韓国政府も5種類の中国製食品からメラミンを検出したことを受け、中国産乳製品の輸入を全面的に中止する対策を講じた。

(翻訳・編集/高遠)