【草木染めの植物】蒲公英(タンポポ)
【大紀元日本2月29日】野原に生えるキク科の多年草で、早春に花茎を伸ばして頭花をつけます。昔、女の子は花茎を摘み取り、編んで首飾りを作って遊んだものです。また、花後が丸いわた帽子となり、春風に吹かれて種が飛んでいく様はメルヘンの世界です。全国的には黄色の花ですが、西日本には白タンポポが自生しています。日本タンポポの総苞片が上向きなのに対し、西洋タンポポの総苞片は反り返っているので区別は容易につきます。昨今土地開発により西洋タンポポの方が繁殖しています。
漢方薬として日本では、根のみを乾燥した蒲公英根が流通しています。清熱解毒、消腫作用を有し、煎服(用量6~30g/日)します。肝・胃系に働き、乳腺炎などには民間薬でも古くから利用されてきました。また、若葉はお浸しやてんぷらとして食用に供されます。苦味が好まれるようです。
葉、花は黄色、オリ-ブ色に染まります。
関連記事
スマホの長時間使用は、視力低下、聴力障害、心血管リスク、姿勢異常、生殖機能低下、メンタル不調まで関係します。専門家が指摘する6大リスクと減らし方を紹介。
客室乗務員が勧める搭乗前の9つのマナー。髪を洗う理由から服装・香水・裸足NGまで、機内を快適に過ごすための意外なコツを紹介します。
果物や野菜がすぐ傷む原因は、熟成を促すガス「エチレン」。その働きを理解すれば、熟成を早めることも遅らせることも可能です。食材を長持ちさせる保存ガイド。
がんは「どこにできたか」より「どんな遺伝子異常か」で治療が変わる時代へ。がん種横断治療の考え方と代表マーカー、限界点を整理します。
人工甘味料飲料も糖質飲料も、脂肪肝の発症リスクを高める可能性があることがヨーロッパの大規模研究で判明。毎日の飲み物の選択が肝臓の将来を左右します