株安下で流れるPKO観測、1万3000円が攻防ラインか

[東京 21日 ロイター] 週明け21日の東京株式市場で日経平均株価は前日比500円を超える下落となり18日に付けた昨年来安値をあっさり更新した。もともと1万3000台は需給やテクニカル面からフシ目の少ない「真空地帯」とみられており、目先は1万3000円の攻防が大きな焦点として浮上している。

こうした中で、株式市場では、ゆうちょ銀行、かんぽ生命によるPKO(プライス・キーピング・オペレーション)観測が出ている。

実際、日経平均が前週末18日の後場にザラ場安値から約500円切り返した要因のひとつとして、ゆうちょ銀行、かんぽ生命によるPKO観測が市場に流れた。「当局からの株式相場や需給についての問い合わせが急増している。直接の株の購入はできないので、ゆうちょ、かんぽを使って買いを入れたのではないか」と外資系証券のある事情通は語る。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。