コクチョウが白鳥型ボートに一目ぼれ?=ドイツ

【大紀元日本12月23日】昨年の春、ドイツ北西部のミュンスター・アルウェッター動物園で、のコクチョウ「ブラック・ペトラ」(ハクチョウの仲間)が、白鳥型の2人乗り足踏みボートに一目ぼれして、片時もそばを離れなくなった。しかし、このもやがてピリオドが打たれ、ペトラは本当のハクチョウと付き合うことになったのだが、今度は、相方の性別が謎であり、ひょっとしたら同性のハクチョウに恋をしており、また笑い話になりかねないという。

昨年、ペトラは他のハクチョウと一緒にドイツ南部へ飛ぶことはなく、動物園に残って、白鳥型ボートと共に冬を過ごした。ドイツの人々は、白鳥型ボートは冬になると倉庫に移されることから、ペトラの恋も終わりを告げると考えていた。しかし、ペトラはボートから片時も離れようとしなかったため、動物園側は、仕方なくペトラも一緒に倉庫に入れた。ペトラはボートの傍で冬を過ごした。コクチョウが白鳥型ボートに恋をしたことがニュースになって以来、多くの人が動物園に殺到し、記念品およびCDなどを含む各種のグッズも現れた。

(写真=ドイツのミュンスター・アルウェッター動物園)

動物園側は本物のハクチョウの恋人を何羽かアレンジしたが、彼らはペトラを大切にせず、かえって攻撃したりしたため、ペトラは最終的にまた、白鳥型ボートの傍へ逃げ込んだ。

ところが、再び冬の時期に入り、1週間前に素敵な「ハクチョウ王子」マックスがやってきた。彼は、ペトラのことをまめに面倒を見たりしたため、ペトラの心は動いた。ペトラとマックスは水中を優雅に泳いだりして、その睦まじさに多くの人が心を打たれた。一方、白鳥型ボートは寂しそうに湖畔に停泊している。

ただ、マックスはペトラの厳しい「監視」に耐え切れず、14日に動物園の別のへ「避難」した。マックスがペトラの傍へ戻るかどうかは、引き続き観察が必要だという。

この「白黒カップル」の恋がハッピーエンドを迎えるには、もう1つ難関を突破しなければならない。それは、マックスはひょっとしたらペトラと同じく雌の可能性があるということだ。動物園園長のアドラー氏は、マックスは2歳未満。ハクチョウはこの段階では性別を判別することは難しい。実際、ペトラも昨年はオスと間違えられて、「ピーター」と名づけられていた。従って、マックスがそのうちマーガレットになっても、まったく驚くこともないという。

(翻訳/編集・余靜)

関連記事
内なる不満を見つめ、愛を与える方法を通じて、心の癒しと新たな可能性を見出すヒントをご紹介します。
最新研究が脳損傷患者の意識の可能性を示し、医療や家族の対応に新たな光を当てます。
GoogleのAI「Gemini」が大学院生に不適切な発言をし、AI技術のリスクが改めて問題視された。企業の責任が問われる中、AIの安全性や倫理が注目されている。類似の事例も増え、技術の普及とリスクのバランスが課題となっている
健康な心血管を保つための食事、指圧、運動の実践方法を解説。心臓病予防のヒントが満載です!
専門医が語る乳がんリスクの主な要因と予防のポイントを解説。生活習慣の見直しで健康を守りましょう。